筋トレとAGAの関係

筋トレのやりすぎでAGAの原因になる根拠はない

筋トレのやりすぎがAGAの原因になるといわれていますが、科学的な根拠はありません。

よくいわれるのは、筋トレによって男性ホルモンが増加し、頭髪を形成している女性ホルモンが減少するのが原因、というものです。

AGAを防ぐにはホルモンバランスを整えることが有効であるともいわれます。ただし、筋トレによってホルモンバランスが乱れるとは限りません。

筋トレによって作られる男性ホルモンはごくわずかです。薄毛に影響するほど大量に作られるわけではありません。薄毛を気にして筋トレをやめる必要はありません。

ホルモンバランスが乱れる主な原因は不規則な生活習慣です。脂っこい食事の摂りすぎや、夜更かし、お酒やタバコといった生活習慣が挙げられます。

筋トレを自粛するよりも、このような生活習慣を改善することの方が有効です。

生活習慣の改善が重要!適度な運動は血流を良くする

筋トレのやりすぎてAGAになるという、科学的な根拠はありません。男性ホルモンの増加で薄毛になるというのは、あくまでも噂に過ぎないのです。筋トレによって発生する男性ホルモンの量は、薄毛に影響するほど多くはありません。

適度な運動は、血液の循環を促し、頭皮の代謝を活性化します。

AGAを防ぐには、規則正しい生活習慣を身につけることが重要です。

例えば、脂の多い食べものを食べすぎると、総コレステロール値が上昇し、血液の循環が悪くなります。頭皮に血液が流れず、代謝が悪くなることで、AGAの原因になるのです。

お酒やタバコも髪の毛の健康に悪影響を及ぼすので、なるべく控えましょう。

ストレスや生活習慣がAGAの間接的な原因になる

ストレスが自律神経を乱し、薄毛を引き起こす場合がある

AGAは男性型脱毛症とも呼ばれ、多くの男性を悩ませています。いちど発症すると症状が進行していき、放置しているとどんどん悪化していきます。原因をしっかりと確認して、的確なケアを行うことが大切です。

AGAの原因は、男性ホルモンの一種「テストステロン」が挙げられます。

テストステロンは、毛根の近くに存在している酵素と結びつくと悪玉ホルモンに変換されます。悪玉ホルモンが増えると、毛根が髪の毛の成長を止めてしまうのです。

ストレスもAGAの発症に関係しているのではないかといわれます。仕事やプライベートで感じる様々な悩みや不安がストレスとなり、体に悪影響を及ぼすのです。

過度な精神的ストレスを抱えていると、自律神経のバランスが崩れます。自律神経は、内臓機能や体温、新陳代謝や呼吸、ホルモンバランスの調整をつかさどる神経です。

自律神経のバランスが崩れると、新陳代謝が上手く行われなくなったり、ホルモンバランスが崩れたりします。その結果、薄毛の症状が現れる場合もあるのです。

ストレスや生活習慣の乱れが頭皮の血流を悪くする

AGAは、男性ホルモンが原因で引き起こされる薄毛の症状といわれています。一方、生活習慣の乱れが、AGAの間接的な原因になるともいわれているのです。

AGAを治療する際は、専門家に相談するのが有効です。しかし、原因をしっかりと把握し、生活習慣を見直すことも重要なのです。

寝不足やストレス、不規則な生活は、自律神経が乱れる原因になります。自律神経が乱れると血管が収縮し、血液の循環が悪くなります。頭皮の血流が悪くなり、髪の毛に十分な栄養が届かなくなることで、抜け毛が起こってしまうのです。

頭皮の血流が悪いと、AGAの間接的な原因になるだけでなく、AGAの症状を早めてしまう恐れもあります。

頭皮の血流が滞り、頭皮の環境が悪いと、AGA治療の効果も半減してしまいます。AGAをしっかりと治療していくには、生活習慣を見直し、頭皮の環境を改善することもポイントです。

AGAは遺伝によって引き起こされる

AGAは遺伝によって起こるので自分で改善するのは難しい

薄毛は生活習慣の乱れや、不潔な頭皮環境によって引き起こされるとされてきました。

しかし、遺伝子検査やデータの蓄積より、遺伝的要因こそが、AGAの大きな原因であるということが分かってきました。そのため、生活習慣の改善や、髪の毛のケアだけでは、AGAを予防したり改善したりするのは困難です。

AGAは、医学的なアプローチで進行を遅らせることができます。

主な治療法は薬剤療法です。AGAは男性ホルモンの変化が主な要因です。AGAの治療には、男性ホルモンを変化させる物質を抑制する薬剤が使われます。治療法や薬剤は、個人の体質に合わせて使い分けられます。

AGAが不安な人は、薄毛改善を専門的に取り扱っているクリニックに行きましょう。希望に応じて遺伝子検査を実施している施設もあります。

AGAは遺伝が大きく関係しています。まずは家系内の薄毛の状況をよく調べて、効果的な方法を模索していきましょう。

家族で薄毛の人がいたら要注意!

薄毛には個人差がありますが、若い頃から兆候を見つけておけば、対策もとりやすくなります。

父親が薄毛で、「自分にも遺伝するのでは?」と心配する人は多いかもしれません。しかし、薄毛を引き起こす遺伝子は、母親から遺伝している可能性もあるのです。母方の祖父が薄毛だった場合、自分も薄毛になる可能性があります。

祖父が薄毛でも、母親は薄毛になってないから大丈夫と思うかもしれません。しかし女性は、女性ホルモンが豊かであるため薄毛の症状が現れていないというだけで、祖父の薄毛の遺伝子は受け継いでいるのです。

AGAは男性特有の症状ですから、母親の外見から推し量ることはできません。父親だけでなく、母方の祖父も重要な情報源となります。

身近な家族だけでなく親族や先祖まで調べてみると、自分が将来AGAになるかどうかを知る大きな手がかりとなります。ここまで調べて、原因となる要素が見つからないことは極めて稀です。

AGAが起こるメカニズム

男性ホルモンが変化してAGAを引き起こす

AGAは、テストステロンという男性ホルモンが、薄毛の原因とされる物質「ジヒドロテストステロン」に変化することで起こります。この物質が毛根部分に高濃度で存在すると、ヘアサイクルが短くなり、AGAを発症するのです。

本来、髪の毛が生えてから育ち、抜けていくまでのサイクルは、長いスパンで行われます。しかし、ジヒドロテストステロンが多いと、髪がすぐに抜けるようになってしまうのです。

テストステロン自体は、男性であれば誰もが体内で多く分泌されます。テストステロンがジヒドロテストステロンに変化していくのは、個人差があります。

AGAは、最初のうちは目立たないですが、急激に髪の毛が減っていきます。症状が出る部位は様々です。髪の毛が前頭部から薄くなっていくケースや、頭頂部から円を描くように薄くなっていくケースがあります。

AGAは放置しておくと進行していき、治療が困難になってきます。初期のうちに発見し、治療することが重要です。

酵素の一種が男性ホルモンをAGAの原因に変える

AGAの原因となるのは、「ジヒドロテストステロン」という物質です。

ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンの一種「テストステロン」が変化したものです。また、テストステロンは、「5αリダクターゼ」という物質と結合することで変化します。5αリダクターゼは、毛根の近くにある皮脂腺から分泌されている酵素の一種です。

5αリダクターゼによって作られたジヒドロテストステロンが毛根に届くと、細胞に血液が行かなくなり、血流が滞ります。その結果、髪の毛に酸素や栄養が届かなくなり、抜け毛の原因になるのです。

5αリダクターゼをコントロールし、AGAを防ぐには、専用の治療薬が必要です。AGAの症状に気づいたら、病院で診てもらいましょう。また、食生活の改善を心がけ、亜鉛をはじめとした栄養素を摂取するようにしましょう。